条件分岐を行う
VBAで条件分岐を行う方法は主に、If文を使用して条件分岐を行います。
IF文の基礎構文は下記のとおりです。
If 条件文 Then
条件に一致したときに処理を行う
Else
条件に一致しなかった場合の処理を行う
End If
下記が条件式の種類となります
条件式 | 説明 |
---|---|
= | 等しい |
<> | 等しくない |
< | より小さい |
> | より大きい |
<= | 以下 |
>= | 以上 |
下記のサンプルコードは、セルA1が5以下だった場合B1セルに「条件成立」と記入し、それ以外の場合は「条件不成立」と記入するという条件文です。
サンプルコード
Sub 条件文()
If Range("A1").Value <= 5 Then
Range("B1").Value = "条件成立"
Else
Range("B1").Value = "条件不成立"
End If
End Sub
複数条件で分岐を行う方法
例えば、A1セルが5以上かつ10以下など複数条件で分岐を行うパターンもあります。
そういった場合はAndかOrを使います。
>Andの場合(〇〇かつ〇〇)
If 条件文1 And 条件文2 Then
条件に一致したときに処理を行う
Else
条件に一致しなかった場合の処理を行う
End If
>Orの場合(〇〇または〇〇)
If 条件文1 Or 条件文2 Then
条件に一致したときに処理を行う
Else
条件に一致しなかった場合の処理を行う
End If
下記のサンプルコードはA1セルが5以上かつ10以下の場合、B1セルに「条件成立」と記入し、それ以外の場合は「条件不成立」と記入するという条件文です。
サンプルコード
Sub 条件文()
If Range("A1").Value >= 5 And Range("A1").Value <= 10 Then
Range("B1").Value = "条件成立"
Else
Range("B1").Value = "条件不成立"
End If
End Sub